ワークプレイスのICT(情報通信技術)として、メールや電話に加えて映像を使った遠隔コミュニケーションを利用することが増えてきた。これまでのテレビ会議に加えて、パソコンを使ったビデオチャットを使う機会を持つようになった人も多いだろう。テレビ会議そのものもまた、かつてに比べ映像の高解像度化、ディスプレイの大型化・低価格化が格段に進んだこともあって、出張経費の削減のため、あるいは迅速な意思決定のため、さらに近年ではCO2排出量削減のため、導入に踏み切る企業も増えている。
今回は、そんな映像を使った遠隔コミュニケーションの幾つかの流れを確認するとともに、大型ディスプレイの普及にともなうテレビ会議の進歩、そして映像と物理的な空間の関係がもたらすコミュニケーションのパターンの違いをとらえようとする研究までを紹介する。映像によるコミュニケーションは、オフィスという物理空間とどのような関係を持ちうるのか、ワークプレイスにおいてどのような可能性を秘めているのか。今とこれからについて、考えてみよう。 |